フィトケミカルを多く含む果物の種類について
フィトケミカルは植物が強い紫外線や害虫などから身を守るために植物から生成される化学物質で、通常生きる上で必要な成分ではありませんが、がんなどの予防や治療にも用いられる注目の第7栄養素です。
赤系のフィトケミカル
リコピン
ビタミンEの100倍、カロテンの2倍以上の抗酸化力をもつといわれている。がん予防、動脈硬化予防、紫外線、アレルギー対策などに効果を持つ。
→柿、グミの実、パパイヤ、ピンクグアバなど。
オレンジ系のフィトケミカル
プロビタミンA
体内でビタミンAに変換される。がん予防、コレステロール調整。
→みかんなど。
ゼアキサンチン
加齢による視力低下予防、がん予防
→パパイア、マンゴーなど。
黄色系のフィトケミカル
フラボノイド
毛細血管の血管壁を補強して血流を促す
→レモン、かんきつ類
ルテイン
加齢による視力低下予防、がん予防、動脈硬化予防、肝機能の向上
→ゴールドキウイなど。
緑系のフィトケミカル
クロロフィル
がん予防、コレステロール調整、消臭、殺菌効果
→モロヘイヤなど。
紫系のフィトケミカル
アントシアニン
加齢による視力低下予防、高血圧予防、肝臓の保護
→ベリー類
黒系のフィトケミカル
クロロゲン酸
コーヒーの苦みや香り。がん予防、血圧調整、ダイエット効果
→バナナなど。
カテキン
タンニンとも呼ばれる渋み成分。がん予防、コレステロール調整、ダイエット効果
→柿、りんご、ブルーベリー。
白系のフィトケミカルは果物は特になく、野菜に多いです。
フィトケミカルは加熱して摂取することが良かったり、熱に弱いフィトケミカルもあるので摂取方法には注意しましょう。