アマナツミカンの旬や美味しい季節、栄養や効用について

甘夏柑とは

ナツミカンの枝変わり種のミカン科ミカン類の柑橘類で、「甘夏橙」、「甘夏みかん」、「甘夏」と呼ばれることもあるようです。

出荷の一番多いところは、熊本県で、次いで愛媛県となっています。

熟成させると減酸が早く、糖度がとても高くなっています。

旬の時期

収穫は3月上旬から3月中旬に行われ、出荷は3月中旬から3月下旬にされます。
旬としては、4月から5月となっています。しかし、食べごろとしては初夏とされています。

甘夏柑の栄養成分

甘夏柑は柑橘類なので、ビタミンCが非常に多く含まれています。その他、食物繊維も含まれています。

甘夏柑の効能

甘夏柑に含まれるカリウムには、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあるため、血圧を下げ、高血圧を予防します。

豊富に含まれるビタミンCは、抗ストレス作用を持ち、副腎皮質ホルモンの合成を促進し、腸管での鉄の吸収率を高めます。抗酸化力が強いため、生活習慣病を予防します。

ビタミンCには、肌をきれいに保つ美肌効果があり、シミやそばかすを防ぎ、保湿効果も見られます。

その他食物繊維も含まれるため、便通を良くし、便秘解消の効果も見られます。

甘夏柑の形や色の特徴

果皮はでこぼこしていて、ゴツゴツ固くなっています。甘すぎずさっぱりした果汁が特徴です。

代表的なレシピ

スカッシュやミックスジュースのようなドリンクとして使われたり、マーマレードやジャム、ゼリー、ケーキにも使われます。

ゼリーは酸味がきいているため、夏のデザートとしてぴったりです。

甘夏柑は、春先に食べると甘酸っぱくさわやかな味が口いっぱいに広がります。

ジャムにしても甘すぎず、食パンとの相性は抜群です。

柑橘類のフルーツは、さっぱりしたじゅれなどのデザートやケーキに適していて、夏に食べると涼しさを感じさせてくれます。

甘すぎず、酸っぱすぎずといった程良さがたまらない果物です。

家庭における保存方法

甘夏柑の保存は直射日光は避け、涼しいところにしましょう。冷蔵庫は乾燥して皮がしぼんでしまい、苦味が出やすくなります。もし部屋が高温で冷蔵庫に入れる場合は、しっかりラップでくるんで野菜庫に入れましょう。

冷やしすぎると低温障害を起こします。箱のままの保存はできるだけ外気に触れないよう
隙間をふさいで保存した方が長持ちする秘訣になります。

結果、保存は冷暗所でなるべく空気に触れないようにするというのがいいでしょう。

店における食べ頃

色が濃く、均一で表面がなめらかで艶があり、ヘタの部分に青味が残っているものを選びましょう。

持った時に重みを感じるものは果汁が多く美味しいという証拠です。

ヘタが枯れているものは避けるようにするといいでしょう。

お店で糖度を表示している場合は、そちらも参考にしてみるといいでしょう。

艶や重み、色はポイントとなるものなので、しっかり確認しなくてはなりません。

ヘタなどの枯れは鮮度が落ちていたり、収穫から日が経っているものは多いので、そこもしっかりチェックするようにしましょう。