夏みかん(なつみかん)

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夏みかん

夏みかんに含まれる主要栄養素

栄養素名 カリウム カルシウム マグネシウム 食物繊維 ビタミンC
100g含量 190 16 10 0.05 0.2 7 85
単位 (mg) (mg) (mg) (μg) (mg) (mg) (mg)
栄養素名 ビタミンA カロテン ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンB6 葉酸 ビタミンE
100g含量 0.3 0.08 0.03 0.05 25 38 1.2
単位 (mg) (μg) (mg) (mg) (mg) (mg) (mg)

夏みかんの栄養と効用

江戸時代中期、黒潮に乗って南方から山口県長門市仙崎大日々(青海島)に漂着した文旦系の柑橘の種を撒き育てたのが起源とされ、現在は山口県特に萩市で多く栽培されています。

明治期には萩藩において職を失った武士への救済措置として夏みかんの栽培が奨励されており、当時植えられた夏蜜柑の木が今も萩市内に多く残っています。山口県のガードレールの多くが黄色いのは、1963年の山口国体の際に名産の夏蜜柑の色に由来して塗り替えられたためです。

旬は甘夏が4月〜5月、夏ミカン・日向夏が5月〜6月頃で、栄養価は温州ミカン(冬に出回るみかん)とほぼ同じですが、温州みかんに比べて酸味が強いのが特徴です。 酸味のもとになっているのは、クエン酸ですが、温州みかんに比べると倍も含有されています。

クエン酸は、体内の乳酸を分解し、エネルギーを作るときに必要な成分なので、成人の方なら夏蜜柑1日1〜2個でほぼまかなうことが可能です。

ビタミンCも豊富に含まれていて、1日に1個食べれば、ほぼ1日に必要な量を摂る事ができます。皮に果糖のほかに、甘い香りのするリモネン成分の精油を含んでおりペクチンも多いので皮はマーマレードにします。果肉はサラダの材料にしたりヨーグルトに入れたりしても美味しくいただけます。

保存方法

夏みかんの一般的な保存方法は直射日光を避けて日が当たらない涼しい場所に置いておくのが大切です。冷蔵庫に入れる場合は乾燥させないようにラップ等に包んで袋に入れてから冷蔵庫で保存すると乾燥で皮がしぼんで水分が飛んだりするのを防ぎます。 また冷やしすぎると低音障害を起こす事があるため注意が必要で箱ごと買った場合は外部に極力触れさせないように隙間を塞いで直射日光を避け涼しい場所においておくのが大切です。 その方が長持ちするため、冷蔵庫で保存してあっても早めに食べる事が大切です。

食べごろの選び方

夏みかんの旬の時期はとても短くて5月中の一ヶ月間しか旬の時期がないため、見かけるのも少なく酸っぱく酸味があるのが特徴で、夏みかんを選ぶ時のポイントは全体的に綺麗な黄色でムラがなく皮に張りとツヤがあるものを選びます。 また、頭についているヘタが綺麗な緑色でにごっていないものを選んで表面にも傷や痛みが付いていないものを選ぶのがポイントで、持った時にずっしりとした重さがあり逆に軽いものを選ぶと美味しくないため、重い方を選ぶようにしましょう。 そうする事で、美味しい夏みかんが食べられます。

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