伊予柑(いよかん)

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伊予柑

伊予柑に含まれる主要栄養素

栄養素名 カリウム カルシウム マグネシウム 食物繊維 ビタミンC
100g含量 190 17 14 0.04 0.2 13 160
単位 (mg) (mg) (mg) (μg) (mg) (mg) (mg)
栄養素名 ビタミンA カロテン ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンB6 葉酸 ビタミンE
100g含量 0.1 0.06 0.03 0.07 19 35 1.1
単位 (mg) (μg) (mg) (mg) (mg) (mg) (mg)

伊予柑の栄養と効用

伊予柑は、1887年に山口県で発見され、古く「穴門蜜柑(あなとみかん)」と呼ばれていました。「穴門」とは現在の山口県北部に当たる「長門国」一帯の古名です。明治時代中頃、愛媛県に移植し盛んに栽培されるようになり、愛媛県の旧国名である「伊予」から「伊予密柑」や「伊予柑」と呼ばれるようになったそうです。昭和初期に正式名として「伊予柑」と名づけられました。

伊予柑は、2月〜4月頃が旬で、果肉が軟らかい、果汁が多い、甘い、と食べやすいのが特徴です。栄養成分は、ビタミンCを豊富に含みます。薄皮には食物繊維とポリオフェノールの一種のヘスペリジンを多く含みます。酸味成分はクエン酸です。
ビタミンCが豊富なので、風邪の予防やメラニンの沈着を防いでシミ、ソバカスを防いでくれます。食物繊維は便秘解消に働きます。ヘスペリジンは毛細血管を丈夫にし血圧の上昇を防ぎます。クエン酸は、疲労回復に効果的です。

果肉部分をそのまま食べるのが通常ですが、伊予柑の皮まで丸ごと使ったマーマーレードや果皮部をカップにしてゼリーにしたりデザートとしてもレシピがたくさんあります。

保存方法

生食のまま食べるのであれば、冷蔵庫に入れ、なるべく早く食べ切るようにします。 いちごミルクやソースとして加工する場合は冷凍保存も可能になります。 その際には苺に対して5%〜10%の量の砂糖をまぶし、なじんでから解凍するといいでしょう。 そうすることで解凍後甘味が残りおいしくいただくことができます。 このように使い方や用途に合わせて保存方法は変わってきます。 苺の場合は傷みも早いので、生食の場合には買ってから2〜3日以内には食べた方がいいでしょう。

食べごろの選び方

十分にヘタ近くまで色づいていて、ムラが無く、表面につやがあり、産毛が残っているものを選ぶようにします。 そしてヘタもしっかり確認します。摘みたてのものはヘタが緑で鮮やかでピンと先が立っています。 鮮度が落ちるごとにしなびたり、干からびていくのでしっかり見るようにしましょう。 パックに詰めて売られているものは下の段に入っているものが押されてすでに柔らかく傷んだ状態になっているものがあります。 なので、下の段もしっかり確認してから選ぶようにするといいでしょう。 苺がもっとも美味しく安く多く出回る時期としては1月から3月といえます。

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