アタゴガキ(あたごがき)

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アタゴガキに含まれる主要栄養素

栄養素名 カリウム カルシウム マグネシウム 食物繊維 ビタミンC
100g含量 - - - - - - -
単位 (mg) (mg) (mg) (μg) (mg) (mg) (mg)
栄養素名 ビタミンA カロテン ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンB6 葉酸 ビタミンE
100g含量 - - - - - - -
単位 (mg) (μg) (mg) (mg) (mg) (mg) (mg)

愛宕柿とは

愛媛県原産の完全渋柿で、現在も愛媛県を中心に周辺地域で作られています。愛媛県、徳島県、岡山県、香川県と生産量は続いています。
名前の由来は京都の愛宕山に奉納されて名前を賜ったという説や、京都の愛宕山の柿の種からの実生という説があります。

旬の時期

収穫期は、11月中旬から12月中旬で、生食なら12月から1月、干し柿なら12月中旬から出回っています。生食で食べる場合には、10日から二週間かけて脱渋されます。

愛宕柿の栄養成分

愛宕柿には、ビタミンC、ブドウ糖、果糖、ビタミンB1、ビタミンB2、カロチン、ミネラルが含まれる大変栄養価の高い果物となっています。

愛宕柿の効能

愛宕柿には、高血圧や脳卒中の予防効果、成人病の予防、二日酔いの防止といった効能や、利尿作用や美肌保持といった効果が見られます。

ビタミンCが含まれていることから、美肌の効果が見られたり、愛宕柿に含まれる水分によって利尿作用が見られるようです。

美肌効果でシミやそばかすを防いだり、利尿作用があることで、老廃物を外に排出する効果が見られます。

一日一個の柿で一日分のビタミンCを摂取できるほど豊富に含まれています。

愛宕柿の形や色の特徴

愛宕柿は、大きめの柿で釣り鐘状で先が細くとがっています。表皮はつやのある明るいオレンジ色です。脱渋されたものは適度な甘みでさくさくした歯触りになっています。

代表的なレシピ

愛宕柿は、渋柿のため干し柿として加工されることが多いようです。渋柿は独特の渋みがあり、脱渋していないものはとても食べられません。私たちは渋柿は干し柿として食べることが定着しています。干し柿にして甘めに加工することでおいしくいただけます。

熟した愛宕柿は、熟し柿として食べることもあるようです。熟すことで甘みが増すので食べやすくなります。

柿は熟した柿が好きな人、食感のしっかり残る固い柿が好きな人と好みが分かれて来ます。熟していれば甘いのですが、固いものは適度な甘さで味わうことができます。

家庭における保存方法

愛宕柿を家庭で保存する場合に、冷凍保存があります。冷凍保存にも種類がいくつかあって、一つ目は丸ごと冷凍して皮もヘタもついたまま凍らせ、食べるときは半解凍させるというものです。

二つ目は、食べるサイズに切って冷凍し、生の状態で皮をむき種も取り除いてラップを敷いたバットに重ならないように並べる方法です。

三つ目は柿をピューレにして冷凍し、皮をむいてミキサーにかけるという方法があります。

解凍後の用途に合わせてどういった保存方法にするか選ぶのもいいでしょう。

凍らせることでシャーベットのような感覚で味わうことができます。

店における食べ頃

ヘタが果実に張り付くようになっていて隙間がないもので、四枚しっかり揃っているもの、ヘタの色はなるべく緑が残っているものを選びます。

緑が薄れるほど鮮度が落ちている場合があります。

果実の外見を見てしっかり全体に濃いオレンジ色に色づいているもの、形がいびつでなく、整っているものを選びましょう。

艶は品種や状態によって一概には言えません。白く粉をふいたようになっているものはブルームといい、完熟した果実に見られる自然現象でついていた方がいい場合もあります。

また、持った時に重みを感じるものを選ぶといいでしょう。

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