アボカドの旬や美味しい季節、栄養や効用について

鰐梨とは

クスノキ科ワニナシ属の常緑高木であり、その果実のことも指します。別名は漢字の通り「ワニナシ」です。

旬の時期

収穫時期は11月から12月ごろ以降で旬の時期は1月から12月と通年です。

鰐梨の栄養成分

アボカドにはたくさんの成分が含まれていて、タンパク質、脂質、炭水化物、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、葉酸、ビタミン類、食物繊維、などさまざまです。

多くがフルーツ中含有トップとなっていて、非常に栄養価が高くなっています。

鰐梨の効能

アボカドはノンコレステロールの不飽和脂肪酸なので皮下脂肪になることはなく、血液中の悪玉コレステロール値を下げる効果があります。

ベータしステロールという脂質も含まれ、コレステロールの吸収そのものを抑える作用もあります。アボカド一個でもごぼう一本分に相当する食物繊維が含まれているため、腸の働きを整え、ダイエット効果や、美容効果が見られます。

脂肪を分解するビタミンB2が豊富の上、血液をサラサラにする効果、整腸作用、ベータシトステロールの総合作用によって無理なく体脂肪を落とすことができます。

アボカドにはリノール酸、リノレン酸が含まれ、アボカド半個で一日の所要量を摂取することができ、お肌を乾燥から守ってくれるセラミドを作りお肌をつるつるにしてくれます。

葉酸は細胞を作るためには欠かせない上、細胞増殖を促すDNA合成にも必要で、妊娠初期の女性には大変重要となり、女性のビタミンといわれるほどで、アボカド一個でカバーできます。その他にもがん予防などの効果も確認されています。

鰐梨の形や色の特徴

緑色で卵型になっていて、果肉の真ん中に大きめの種があります。

代表的なレシピ

日本ではアボカドがしょうゆとの相性がいいことから刺し身のようにわさび醤油につけて食べたり、サラダ、タコス、サンドイッチ、ハンバーガー、カリフォルニアロールなどといったさまざまな料理に用いられています。

家庭における保存方法

買ってきたアボカドがまだ硬い場合や、皮の色がグリーンの場合は追熟させます。その時の温度は20度がベストで、アボカドは5度以下の場所に置いておくと低温障害を起こしてしまい、また、27度を超えるような場所でも傷んでしまいます。

早く追熟させたい場合はバナナやメロンなどエチレンガスを発生させる果実と一緒に袋に入れておくと早くなります。

食べごろに熟したアボカドは冷蔵庫で保管します。

ちょうど良く熟したものはビニールやポリ袋に入れて冷蔵庫に入れ、2〜3日以内に食べるようにしましょう。

冷凍させる場合は、半分に切り、種と皮をむいた状態でレモン汁を絡めてピッチリとラップを包んで冷凍します。

解凍は自然解凍で行います。または、果肉だけの状態でレモン汁を絡めてからジップロックなど密封できる袋に入れ、手で軽くつぶしてから空気を抜いて冷凍します。ディップやポテトサラダなどに使えます。

店における食べ頃

アボカドは青いうちに収穫され、追熟させて美味しくなる果実です。食べる時にはちょうどいい具合に熟した状態で食べたいものです。

まだカチカチの状態のものだと料理がおいしくなくなってしまうので、しっかり完熟させたアボカドを料理では用いるようにしましょう。

いつ使うかによって選び方も変わって来ますが、すぐ使う場合は、熟していて、ふっくら、皮の色が黒いもの、触った時にカチカチではなく少し柔らかく弾力があり、ヘタの部分が少し乾いたようになっていて浮いているものを選びます。