ブルーベリーの旬や美味しい季節、栄養や効用について

ブルーベリーとは

ブルーベリーは、ツツジ科スノキ属に分類される落葉性の小果樹です。果実は北アメリカでは古くから食用とされていましたが、北アメリカの野生植物から、品種改良が行われてからは、多くの品種が作出されました。

ブルーベリーは、世界的に生産されており、主な産地は、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、カナダ、アルゼンチン、中国などがあります。日本では、1962年にジョージア州から導入され、1968年より東京都小平市で経済栽培が始まり、1971年長野県にハイブッシュ系が導入され、群馬県・新潟県・山梨県・宮城県など栽培に適した高冷地を中心に各県で生産されるようになりました。東京都小平市・山梨県北杜市・茨城県つくば市が日本三大ブルーベリーの地として有名であります。

日本で利用されている主な栽培ブルーベリーは、ハイブッシュブルーベリーとラビットアイブルーベリーで、さらにハイブッシュブルーベリーは大きく2種類に分かれ、ハイブッシュ系とサザンハイブッシュ系に分けられます。ハイブッシュブルーベリーは、中部地方や東北地方などのリンゴが生産されている地域に適しています。ラビットアイブルーベリーは、温州ミカンが栽培されている地域に適しています。

旬の時期

ブルーベリーの収穫は、サザンハイブッシュ系が5月下旬〜7月中旬、ハイブッシュ系が6月中旬〜8月上旬、ラビットアイ系が7月中旬〜9月上旬となっており、この事から旬の時期は、6月〜8月と言えます。

ブルーベリーの栄養成分

ブルーベリーには、アントシアニンやビタミンEが含まれています。その他、ビタミンCやカリウム、亜鉛なども含まれています。

ブルーベリーの効能

アントシアニンが、目の活力に有効で、目の疲労をやわらげ視力低下を防ぐとともに、視力を向上させる効果があります。また、ガンや様々な生活習慣病の原因にもなっている活性酸素を抑制する効果があります。さらに、骨粗しょう症の予防にも効果があります。

ビタミンEは、抗酸化作用があり、体内の活性酸素を減らし老化を防ぐ効果があります。

ブルーベリーの形や色の特徴

ブルーベリーは、粒が大きく張りがあり、皮の色は濃い紫色です。ブルーベリーを選ぶ時は、表面にブルームと呼ばれる白く粉をふいたような感じになっている物が良いです。また、粒が小さいほどポリフェノールは沢山摂れますがその分渋みが強く感じるようになります。

代表的なレシピ

ブルーベリーは、生のままケーキのトッピングやゼリー寄せに使ったり、ヨーグルトと一緒に食べても美味しいです。

また、ミキサーにかけピューレにしたものでソースやムースを作っても美味しいですし、ジャムにするのも良いです。

家庭における保存方法

ブルーベリーは収獲後時間とともに風味が落ちる果物です。新鮮なうちに早めに食べ切るようにしましょう。

食べるまでの間は乾燥を防ぐために、パックに入れるか袋に入れて冷蔵庫にて保存をします。

良紀保存したい場合には、そのままでも冷凍することができます。また、ジャムにして加工するという事もできます。

冷凍することで水っぽさが出てしまったり、風味やうまみが落ちてしまいますが、そのままにしておくよりは美味しく頂くことができます。

店における食べ頃

ブルーベリーは粒が大きく張りがあり、色が濃く表面にブルームがあるものがいいとされています。

粒が小さい分だけポリフェノールはたくさんとれますが、その分渋みが強くなってしまいます。

甘味や旨味をしっかり感じるためには大きさ、艶、張りなどをしっかりチェックするようにするといいでしょう。

ブルーベリーは旬としては夏で、輸入物は産地を替えながら通年安定して入荷されていますが、特に旬はありません。

国産は6月〜8月にかけての夏の間に収穫されて出回ります。