ホクトの旬や美味しい季節、栄養や効用について

北斗とは

北斗は1983年に品種登録され、陸奥（父）とふじ（母）の血を引いて誕生したリンゴなので非常に食味がよいです。

しかし、この北斗は栽培が難しく、手間もかかる事から生産者は少なく、市場に出回る数は極僅かしかありません。

主産地は青森県で、次いで岩手県、北海道となっています。全国の84％を青森県が作っています。

旬の時期

北斗は10月下旬から11月末頃が収穫期となっております。貯蔵期間は長くなく、遅いものでも３月頃までしか流通していませんので、食べ頃の旬の時期は10月下旬から12月と言えます。

北斗の栄養成分

有機酸、カリウムなどが含まれており、皮にはベクチンやポリフェノールが豊富に含まれています。

北斗の効能

有機酸には、クエン酸、リンゴ酸といった物があり、胃腸の働きを良くし、殺菌作用などの効果があります。また、乳酸を減して、疲れを取り除き、肩こり、腰痛の防止にも効果があります。

カリウムは、体内の塩分を排出する働きがあり、高血圧に効果があります。

皮に多く含まれているベクチンは、整腸作用を促しコレストロールを排出する作用や便秘を防ぎ大腸ガンを予防する効果があります。

また、ポリフェノールは、コレステロールを取り除いたり、活性酸素を抑える働きがあり、がん予防にも効果があります。さらに、膚の光老化を防止する働きがあります。

北斗の形や色の特徴

北斗は重さが350〜400gあり、リンゴの中では大きい方です。また形は、丸い球形から楕円形の形をしており、果皮は赤から赤紫色です。果肉は、緻密でやや固めであり、その果肉には、たっぷりの果汁が含まれており、甘味と酸味が濃厚にバランスをとっています。また、密入りになりやすい性質を持っています。

代表的なレシピ

北斗は皮ごとそのまま食べても美味しいですが、製菓用としてリンゴジャムやフランパンで作る焼きりんごとしてするのも良いです。

家における保存方法

北斗はリンゴの品種です。

水分の蒸発を防ぐためポリ袋に入れて密封し冷蔵庫または温度差のない涼しい冷暗所で保存します。保存時は低温かつ高湿度に保つのがポイントです。一般の家庭用冷蔵庫では日持ちしないので早めに食べたほうがいいです。一個ずつ新聞紙で包んでからポリ袋に入れるとより長持ちします。

ダンボール箱で保存する際も個別に新聞紙で包んだりポリ袋に入れておくといいです。一ヶ月くらいは持ちます。

冷凍保存は生のままではできません。アップルパイなどで使うリンゴを煮た状態のものやジャムにしたものは冷凍可能です。

店における食べ頃

収穫時期は１０月下旬〜１１月末頃です。貯蔵期間は長くなく遅いもので３月頃までしか流通していません。食べ頃の旬の時期は１０月下旬〜１２月といえます。

赤いリンゴの場合はお尻の方までしっかりと紅くなっている物の方が熟しているのです。大玉よりも中玉の方が味に当たりはずれがなく日持ちもいいです。手に持った時にずっしりと重みを感じるものが果汁がしっかりと詰まっています。よく熟したリンゴからは芳醇な香りがでているのでそういうものを選ぶといいです。