ホームランメロンの旬や美味しい季節、栄養や効用について

ホームラン甜瓜とは

ホームラン甜瓜は、熊本県で誕生した小玉のノーネットメロンで、白肉ハネデューメロンと緑肉ハネデューメロンの交配により誕生したメロンです。

名前の由来は、開発当時の人気スポーツであった、野球から来ています。

主要産地は熊本県ですが、栽培は全国各地で行われ、長崎県や愛知県、三重県など各地から出荷もされています。

ノーネット系メロンは低温伸長性が弱く、雌花着生不良や果形の乱れが起きやすいので、栽培の際、極端な早まきを避けるとともに温度確保に注意しなければなりません。

高温期に入ると茎葉の伸長する勢力の低下による急性萎ちょう症が発生しやすいため、高温期の栽培では茎葉の伸長する勢力を保つための努力をしないといけないので栽培が難しいです。

旬の時期

ホームラン甜瓜の食べ頃のサインとして、表面がしっとりと柔らかくなってくる、メロンの下部の所を押すと、少し弾力がある、香りが適度に漂ってくるようになるが食べごろのサインで、旬の時期は、四月中旬から七月中旬です。

ホームラン甜瓜の栄養成分

カリウムやβ−カロチン、水溶性の食物繊維であるペクチンやGABA（γ−アミノ酪酸）が豊富に含まれ、その他にもカルシウム、マグネシウム、リン、ナトリウム、鉄、ビタミンC、ブドウ糖、果糖、ショ糖、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸が含まれています。

ホームラン甜瓜の効能

豊富に含まれるカリウムは、体内水分バランスを整え、むくみの解消や高血圧の予防効果などがあり、食物繊維のペクチンは便秘の改善に効果があります。

果糖・ブドウ糖・ショ糖などは、吸収が早く、疲労回復効果や心身を健やかに保つ効果が期待されます。

GABAは、高血圧予防、カリウムによる塩分バランスの改善効果があります。

その他、パントテン酸は、コレステロールの低減や脂肪蓄積防止効果があり、脳卒中や動脈硬化を予防する働きがあります。また、ビタミンCや食物繊維が便通を良くしたり、肌荒れ防止、二日酔いに良いとされています。

ホームラン甜瓜の形や色の特徴

ホームラン甜瓜は、ノーネットメロンで細長い形をしており、果皮は乳白色で果肉は白で香りはあまり強くありません。

さっぱりとして上品な甘さと柔らかい果肉が特徴のメロンです。

代表的なレシピ

ホームラン甜瓜は、一口サイズに切って、そのまま食べるというのがポピュラーな食べ方ですが、余った生クリームでフルーツサラダを作り、デザート感覚な気分を味わえたり、夏の時期は、アイスやシャーベットにするのも良いです。

家における保存方法

まだ固く香りが弱いものは冷蔵庫に入れないで下さい。低温下では痛みを早めてしまいます。お尻を押してみて少し弾力を感じるようになるまでは冷暗所においておくといいです。

またメロンは食べ頃になると２〜３日位で中から発酵し始めます。食べ頃になった物は冷蔵に入れ美味しい間の２日〜３日以内に食べるようにしましょう。

生のものよりは風味は落ちますが冷凍保存もできます。皮から果肉だけをナイフで切り一口大の大きさに切った物をラップに敷いたバットなどに並べ再度ラップを被せて冷凍し凍ったらジッブロックなどに密封できる袋に移して冷凍しておきます。食べる際はそのまま氷菓としてでも食べられますがミキサーにかけてジュースやピューレとして使います。

店における食べ頃

表面がしっとりと柔らかくなってくる、メロンの下部の所を押すと少し弾力がある、香りが適度に漂ってくるようになるが食べ頃のサインです。旬の時期は４月中旬〜７月中旬です。

大きすぎず小さすぎずその品種に見合った適度なサイズのものがいいです。地面についた状態で育ったりしていない色むらがなく均整が取れた左右対称のもの、手に持った時にずっしりと重みを感じるものを選びます。香りも大事です。みずみずしいメロンの香りがでているか確かめましょう。