ハウスミカン(はうすみかん)

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ハウスミカンに含まれる主要栄養素

栄養素名 カリウム カルシウム マグネシウム 食物繊維 ビタミンC
100g含量 - - - - - - -
単位 (mg) (mg) (mg) (μg) (mg) (mg) (mg)
栄養素名 ビタミンA カロテン ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンB6 葉酸 ビタミンE
100g含量 - - - - - - -
単位 (mg) (μg) (mg) (mg) (mg) (mg) (mg)

甘くするための環境を整えたハウス蜜柑

ハウス蜜柑は、品種としては冬の露地みかんと同じ温州みかんになります。しかし備わった甘味や食感は全く違うものになっています。それはハウス施設の中でみかんが甘くなる最高の環境を作り出して栽培されているからです。

一見自然に左右されない分管理が楽そうなハウス栽培ですが、水や気温管理、摘果に色付けと露地栽培よりもずっと難しく手間ひまがかかっているのです。人の知恵と技術、労力が実を結び、果肉が柔らかく甘みの濃い夏のハウス蜜柑が誕生したのです。

基本的に品種よりも産地の名前をブランドとして謳っています。佐賀県、愛知県、大分県などで多く生産されています。

ハウス蜜柑の旬

早いものは4月下旬から出荷がスタートします。7月頃に最も出荷量が多くなり、10月中旬まで出荷を行います。果皮が手で押した際に張りがあり重みがあるもの、また形が扁平で皮の小さいツブツブがはっきりしているものを選びましょう。

ハウス蜜柑の効能

昔から蜜柑はビタミンCが豊富で、蜜柑2個で大人の1日のビタミンCが補充できるといわれています。蜜柑を食べると風邪を引かないといわれ、その理由がこのビタミンCとシネフィリンという成分です。

シネフィリンは温州みかん系特有の成分で、オレンジ等には極めて少ない成分だそうです。

蜜柑の白い筋にはビタミンPを含み、毛細血管を強くして動脈硬化を予防します。繊維も多く含まれており、ビタミンAやPと一緒に摂取することによってその効力を高めるそうです。

ハウス蜜柑の食べ方

本来長く保存する場合は冷蔵庫に入れないほうが長持ちしますが、夏場が旬であるため短期間なら冷蔵庫にそのまま入れて保存しましょう。

食べる前に冷蔵庫で1〜2時間冷やすと美味しく食べられます。生食以外にもジュースやジャム、果皮はマーマレードの原料にもなりますが、糖度の高い美味しい蜜柑なので是非生で食べてみてください。果皮を剥いて冷凍しシャーベット状にして食べるのも夏には美味しいでしょう。

ハウス蜜柑の家庭における保存方法

露地ミカンに比べ皮が薄いので袋に入れて冷蔵庫で保存します。

本来長く保存する場合は、冷蔵庫に入れない方が長持ちしますが、夏場が旬であるため短期間なら冷蔵庫にそのまま入れて構いません。

・冷蔵庫に入れないで保存する場合

1 風通しが良い冷暗所に置きます。

2 箱で買った場合は箱のふたをあけたままにしておきます。

3 湿度・温度が高いところは避けてください。

4 冷蔵庫には入れないほうが日持ちします。

5 腐っているものを見つけたらすばやく取り除きます。カビが発生すると周囲に移ります。傷んだものは、その都度取り出してください。

6 ノーワックスのものは、表皮から水分が蒸発してしなびやすいので、ビニール袋に入れて保存します。

7 出来るだけ箱の底にあるみかんから食べましょう。運送中にどうしても圧力がかかってつぶれやすくなっているからです。

(中身はみずみずしいまま長く貯蔵(2週間〜1ヶ月は保存が可能)できます)。

ハウス蜜柑の店における食べ頃

ハウス蜜柑の旬の時期は初夏から初秋で、6月から9月に掛けての間です。

へたの切り口が小さく、果皮の色が濃く張りのあるもの。また形が扁平で、皮のツブツブが小さくはっきりしていて、重みがあるものを選びましょう。糖度は、果実が小さめで果皮が薄くてやわらかいほうが高いといわれます。なお、皮にすり傷があるのはOKですが、日焼けしたものは水分が不足して味が落ちています。

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