キョホウ の旬や美味しい季節、栄養や効用について

巨峰とは

巨峰とはブドウの品種の一つです。他の種類のブドウと比べて、実が大きいことから「ブドウの王様」とも広く賞賛されています。

巨峰の1粒の重量は10gから12g程度で、房の重量と糖度には関連性があり、数が増えすぎると糖度は低下し色は薄くなります。

しかし粒数を少なくすると色は濃くなり、糖度も高くなりますが生産者の手間が増え、単位面積当たりの収穫量が低下してしまうので、収量と味のバランスを考慮した条件で栽培が行われます。

旬の時期

巨峰の旬の時期は、8月から9月となっています。

巨峰の栄養成分

巨峰の栄養成分には糖質が含まれています。糖質の主なものはブドウ糖と果糖で、ブドウ糖や果糖は体に吸収されやすく、すぐにエネルギーになるため疲労回復や体力増強に効果があります。

巨峰の量はわずかではありますが、糖質のほかにビタミンB1やB2、抗酸化作用のあるビタミンE、貧血を予防する鉄分なども含まれています。

巨峰の効能

巨峰の効能として、脳働活発が挙げられています。私たち人間は勉強や仕事など、頭を使う作業はすべて脳を使う作業です。

その他に運動などの身体を使う作業もすべて脳を使わなくては行うことができません。脳の重さは体重の約2％といわれていますが、そのエネルギー消費量は運動などをしていない状態の場合、全身の約20％を占めるといわれています。

巨峰の形や色の特徴

巨峰は果樹園では、一房を30粒から35粒程度に調節し、重さが400gから450gになるように作られます。

粒の数が多すぎた場合には約800gにまでなる場合もあります。35粒400gで作ると、濃度が上がり色も黒に近い濃い紫色になりますが、800gといった大房になると赤みがかかってしまい品質的に等級が落ちてしまいます。

他のぶどうより実が大きいことが特徴的です。

代表的なレシピ

巨峰の代表的なレシピとして巨峰のソーダゼリーがあります。ゼラチンを水大さじ1でふやかし、30秒加熱します。100ccのサイダーにレモン果汁とゼラチンをいれ冷やします。巨峰は皮と種を取っておきます。

アガーと砂糖を混ぜ、温めたジュースにアガー類を入れてしっかりと混ぜ、さっと沸騰させます。容器に液と巨峰を入れてしっかりと冷やし、フォークなどでクラッシュさせたゼリーを乗せ、軽くサイダーを注げばできあがりです。

家庭における保存方法

早めに食べられるのであれば常温保存しても大丈夫ですが日持ちはされないため温度が高い所は避けた方が痛みにくいです。

冷蔵庫保存する場合は、新聞紙やホリ袋などに包んだり入れたりして乾燥を防ぎ野菜室に入れておき、また冷暗所等に入れておくとよく更に長期保存したい場合はヘタから一つずつカットして水洗いし密閉容器等に入れてそのまま冷凍庫保存すると長持ちされ食べる時は、水などにさらして半壊等で食べるかジャムにして食べても問題はありません。

店における食べ頃

巨峰が並べられる時期は8月中旬から9月下旬にかけて店頭などに並べられます。

ただ最近ではハウス等でも育てられる事が出来るため、年中見かける事があり巨峰を選ぶコツとしては、皮が張っていてツヤがあり色が濃くて表面にも張りがあるのを選ぶと美味しく、逆にブドウが房からぽろぽろと取れている物があれば鮮度が落ちているという事になりますし、色が変色していたり実が熟しすぎている場合は腐っている事があるため注意が必要です。