セミノール の旬や美味しい季節、栄養や効用について

セミノールの呼び名由来についてご存知ですか？

セミノールの名前の由来は、「セミノール湖」からきています。
セミノール湖は、アメリカにある湖です。

セミノールはかんきつ類の一種で、みかんとグレープフルーツやブンタンを交配させたタンゼロ類に分類されます。

１９１０年代、アメリカ合衆国フロリダ州オーランドの農務省試験場で、断簡グレープフルーツとダンシータンゼリンの２種類のかんきつ類を交配させ育成した品種です。

日本へは１９５５年、農学博士田中長三郎により、カリフォルニア大学を通じて種子から導入されました。
その後、三重県の篤志家である桂清吉が偶然に田中の庭で枝変わりを見つけ、商品化されました。

セミノールの旬の時期

セミノールの旬の時期は４月から５月で、春の間です。
セミノールは晩生のタンゼロ類で、栽培しやすい品種です。
鮮やかなオレンジ色で、特徴のある芳香があり、果皮は滑らかです。

３月下旬から４月上旬に収穫し、酸が強いため、倉庫で酸が減るのを待って５月以降に出荷されます。

自家不和合性の「ヒュウガナツ」のパートナーとして植えられていることもあります。

日本における２０１０年の収穫量は３万トンを超えており、その内訳は大分県４１％、和歌山県３３％、三重県１９％、その他７％です。

セミノールの栄養成分

・エネルギー
・水分
・たんぱく質
・脂質
・炭水化物
・灰分
・食物繊維
・カロテン
・ビタミンＥ
・ビタミンＢ１，Ｂ２
・ナイアシン
・ビタミンＢ６
・葉酸
・パントテン酸
・ビタミンＣ　などが含まれています。

セミノールの効能

ビタミンＣがとても多く含まれていますが、それ以上にビタミンＡが多く含まれています。

ビタミンＡは目に必要不可欠なロドブシンという物質を作るのに重要なはたらきをしています。

また、かんきつ類はジョウノウと呼ばれる果肉を包む袋状のものがあります。
これには食物繊維のペクチンが含まれていますので整腸作用があります。

セミノールの形と色の特徴

橙色で皮の表面は滑らかで、形は丸いです。

セミノールの代表的なレシピ

セミノールの代表的なレシピはマーマレードです。
セミノールのシフォンケーキ、ゼリーもあります。

家における保存方法

室温でも1週間ほどは持ちます。乾燥しないようナイロンなどの袋に入れて冷蔵庫で保管する方が無難でしょう。

果汁が非常に多い柑橘類なので、絞ってジュースにして保存することも出来ます。そのジュースからさらにゼリーやシャーベットなど、様々な料理に応用して楽しむことも出来ます。

店で購入する場合、色が濃く鮮やかで艶と張りがあるものを選びましょう。手に持ったときにしっかりと重みを感じるものが、果汁をたっぷり含んだ証です。

店における食べ頃

3月頃から収穫されますが、少し寝かせて酸味を減らしてから出荷されることが多く、6月近くまで出回ります。旬は4月中旬〜5月中頃となります。

温州みかんに似ていますが、表面がつるっとしてやや固めの皮を持っています。綺麗な赤橙色で大きさは150グラム〜200グラムほど、果汁が多く皮が剥きにくいのが特徴です。味は甘味酸味共にしっかりあり、濃厚で美味しく独特の強い香りが楽しい品種です。

関西で比較的多く出回る品種ですが、他の柑橘類と比べると量はそれほど多くありません。