タイシュウガキ の旬や美味しい季節、栄養や効用について

太秋柿の名前由来についてご存知ですか？

太秋柿は「富有柿」をベースに、「次郎」と「興津１５号」を掛け合わせて出来た品種を掛け合わせて生まれた完全甘柿品種です。

１９９４年８月に品種登録されています。

太秋柿の特徴・・・果実の大きさは平均３８０ｇ前後と大玉傾向にあり、５００ｇを超えるものもあります。

果肉が梨の様にサクサクとしていて柔らかく、果汁がとても多いのが特徴です。

糖度も高く、１７〜１８度程にもなります。

種は少なく、入っていても２〜３個ほどです。熟すにつれ表面にひび割れが生じやすいこともあり、表皮にまだ緑が残っている位から収穫され始めますが、渋抜けが早く、青いうちから食べられ、完全に色づいたものよりしゃきしゃき感が楽しめます。

条紋入りの太秋柿は糖度が高く、甘くて美味しいといわれています。
表面の傷は皮をめくると分からなくなるので、選ぶ際の目安にするのに適しています。

太秋柿の旬の時期

太秋柿の旬の時期は秋で、９月から１１月までの間です。

太秋柿は１０月中旬ごろより収穫がはじまり、１１月中ごろまで収穫されます。
食べごろの旬の時期は１０月中旬から１１月中旬頃までです。

太秋柿の栄養成分

太秋柿をはじめとする柿には、栄養が豊富に含まれています。

柿に含まれるカリウムは筋肉にとっても欠かせないミネラル成分です。

柿はどの品種にもペクチン、カロチノイド、ビタミンＣを多く含みます。
ちなみに柿は実だけでなく、葉も利用されます。ビタミンＣではなんとみかんの３０倍も含まれているそうです。
柿の葉寿司や柿の葉茶が有名です。

太秋柿の効能

太秋柿に含まれるカリウムによって塩分を排出する役割があり、高血圧予防に効果があります。
また、長時間の運動による筋肉の痙攣を防ぐはたらきもあります。逆に不足すると、筋肉が弱り、障害を起こすとされています。

同じく太秋柿に含まれるビタミンＣは柿１個で一日の必要量をほぼまかなえるくらい含んでいるそうです。疲労回復、風邪の予防、ガン予防、老化予防に効果があります。

太秋柿の形や色の特徴

形は四角くて、色はオレンジ色です。

太秋柿の代表的なレシピ

太秋柿の代表的なレシピは太秋柿と黒蜜トーストです。

家における保存方法

柿はヘタの部分で呼吸しているため、ここから水分が蒸発してシャキシャキとした食感が失われてしまいます。歯ごたえ良く楽しみたいなら、濡らしたティッシュやコットンをヘタに合わせて畳み、それをヘタの部分に当てて下に向け、ティッシュに乗っている状態で袋などに入れて冷蔵庫で保管しましょう。

柔らかくなってしまった柿などは、冷凍保存をすることでまた違った味わいを楽しむことが出来ます。シャキシャキの歯ごたえが残っているものは、冷凍しても中途半端な食感になってしまうので注意しましょう。

店における食べ頃

太秋柿は10月上旬頃より収穫が始まります。11月中頃まで収穫され、食べ頃も10月中旬〜11月中旬頃までとなります。

太秋柿は果頂部を中心に、円を描くように細かいひび割れのような筋が入ることがあります。「条紋」と呼ばれるこの筋は見た目は悪くなり商品価値が下がってしまうのですが、実は周りより糖度が上がって甘く美味しくなっている部分だそうです。表面の傷は皮を剥けば分からないので、選ぶ際の目安にしましょう。