タカミメロンの旬や美味しい季節、栄養や効用について

貴味甜瓜の呼び名由来についてご存知ですか？

貴味甜瓜の「タカ」は「貴い」、「ミ」は「貴い味」という意味があります。
貴味甜瓜は１９９０年に発表された緑肉ネット系ハウスメロンで、アムス系とハネデュー系を交配して生まれた交配種のメロンです。

ネット系メロンではありまうが、網目は高さが無く細かいです。

ハネデュー系の特徴を引継ぎ果肉はやや固めで、その分日持ちがいいのも大きな特徴です。
また、果汁も多く糖度が高い傾向にあります。

値段は比較的安価で、買い求めやすいメロンのひとつです。

２０１０年には赤肉タイプのタカミレッドという品種も出ています。
２０１２年の夏にはもう既に各地で生産販売が進んでいます。
外見はほとんどタカミメロンと見分けが付かないのですが、切ってみると果肉はオレンジ色で、食感はしゃりっとしたタイプであっさりとした甘味が楽しめます。

貴味甜瓜の旬の時期

貴味甜瓜の旬の時期は夏で、６月から７月の間です。
貴味甜瓜の産地は千葉県飯岡町で「飯岡貴味メロン」として日本で一番最初にタカミメロンの産地化をした地域として知られています。

また、その隣の銚子市でも「銚子貴味甜瓜」として沢山作られています。

千葉県内に止まらず各地に栽培が広がり、茨城県鹿嶋市をはじめ、熊本県や北の青森県、北海道など各地で作られるようになってきました。

貴味甜瓜の栄養成分（１００ｇあたり）

・エネルギー　４２キロカロリー
・水分　８７．７ｇ
・たんぱく質　１．１ｇ
・脂質　０．１ｇ
・炭水化物　１０．３ｇ
・灰分　０．１０ｇ
・パントテン酸　０．１９ｇ
など

フルーツの中でも特にメロンは、バナナ以上にカリウムを多く含んでいます。
その他、メロンにはククミシンというたんぱく質分解酵素も含まれています。

タカミメロン貴味甜瓜の効能

カリウムは体内のナトリウム（塩分）を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。
また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ役割もあります。

赤肉のメロンに含まれるβ−タカロチンは体内でビタミンＡに変換され、髪の健康維持や、動体視力、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあります。

貴味甜瓜の色と特徴

色は緑色で、形は丸く、細く浅い網目があります。

貴味甜瓜の代表的なレシピ

貴味甜瓜の代表的なレシピは、貴味甜瓜とバナナで作るスムージーです。

家における保存方法

完熟していないメロンは追熟させる必要があるので、常温で保存し食べる2〜3時間前に冷蔵庫で冷やしましょう。品種により追熟させる期間はまばらですが、収穫日から5〜7日が目安になります。食べ頃になると香りが出て、お尻の部分に多少の弾力を感じます。

カットしたものは種を取り、ラップで包み冷蔵庫で保存しましょう。あまり冷やしすぎると美味しくなくなってしまうので注意が必要です。

種に近い内側の方が、強い甘味を持っています。食べるときはあまり綺麗に種を取り過ぎないよう注意しましょう。

店における食べ頃

旬は夏の6月〜7月の間です。特に千葉県飯岡町は「飯岡貴味メロン」として日本で最初に貴味甜瓜の産地と化した地域として有名です。お隣の銚子市でも多く作られ出荷されています。栽培は各地に広がり、茨城県鹿嶋市を始め熊本県、青森県、北海道など各所で作られるようになりました。

ネット系メロンですが、その網目は高くなく細かいことが特徴です。果肉はやや固めな分、日持ちが良いのも高い人気の秘訣です。果汁が多く糖度も高くなる傾向にあります。