トヨノカ(とよのか)

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トヨノカに含まれる主要栄養素

栄養素名 カリウム カルシウム マグネシウム 食物繊維 ビタミンC
100g含量 - - - - - - -
単位 (mg) (mg) (mg) (μg) (mg) (mg) (mg)
栄養素名 ビタミンA カロテン ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンB6 葉酸 ビタミンE
100g含量 - - - - - - -
単位 (mg) (μg) (mg) (mg) (mg) (mg) (mg)

とよのかの呼び名由来についてご存知ですか?

「ひみこ」と「はるのか」の交配主として農林水産省野菜茶業試験場久留米支場(当時)で育成され、1984年(昭和59年)に「とよのか」という名前で品種登録されました。

それ以来、福岡県を中心に佐賀県、熊本県、長崎県とほぼ九州一円に栽培が広がり、20年以上に渡って九州山地の主力品種となりました。

甘みと酸味のバランスがよく、香りも豊か、果汁も多めで日持ちもよく、質の高い苺として長年にわたりシェアを維持しました。

「豊の香」と表記される事もあります。

なお、「とよのか」は野菜茶業試験場久留支場で育成されましたが、品種登録の出願者は三重県の野菜茶業試験場本場となっています。

とよのかの旬の時期

とよのかの旬の時期は、1月から4月で冬から春にかけての間です。

とよのかの栄養成分

とよのかの栄養成分は他の苺とほぼ一緒で大差がありません。

・ビタミンC
・食物繊維
・カリウム
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・鉄
などが含まれています。

とよのかの効能

花粉症を抑える成分が含有されています。
品種により抑制効果に違いがあることも分かり、「とよのか」ではIgE抗体の量が22.3%で、「あまおう」は16.7%です。

整腸作用もあります。苺にはレモンよりも多くビタミンCが含まれています。
大粒の苺なら7〜8粒、小さめの苺なら10粒ほど食べると一日に必要なビタミンC所有量(約100g)を摂取することができます。

肌を綺麗にし、むくみの解消や貧血予防の効果もあります。

ほかにも、虫歯を予防する効果があるキシリトールも含有されています。
風邪予防、疲労回復、視力を回復させる、目の疲れ、がんや高血圧を防ぐ効果もあります。

とよのかの色と形の特徴

色は赤色で、形は円錐型です。

とよのかの代表的なレシピ

とよのかの代表的なレシピは苺ケーキです。

家における保存方法

ラップに包むかポリ袋に入れるなどして乾燥を防ぎ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。水洗いすると果皮が弱ってしまうため、食べる直前に洗うようにしましょう。洗うときは栄養の流出を防ぐため、ヘタを付けたまま水洗いします。

日持ちはしないのでなるべく購入したその日に、品種にもよりますが遅くとも2〜3日中には食べきりましょう。

イチゴミルクやソースなどに加工して使うのであれば、冷凍で保存することも出来ます。その際イチゴに対して5パーセントから10パーセントの量の砂糖をまぶし、砂糖が馴染んでから冷凍しましょう。解凍してそのままでも美味しく食べられます。

店における食べ頃

シーズンは12月頃から5月頃になりますが、栽培面積の減少で流通量は減っています。多く出回るのは12月〜3月、祝い事やイベントが多い時期になります。

暖地向きの品種になるので、福岡県を始め佐賀県や長崎県、熊本県など主に九州地方で栽培されています。多くが西日本で流通し、「あまおう」に取って替わられるまで全国でのシェア1位の人気品種でした。

香りが良く果皮が鮮やかな紅色をしているため、色が程よく染まりイチゴの甘い香りを放つものを選びましょう。ジューシーで糖度が高く、適度な酸味と共に豊かな甘さが広がるイチゴです。

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